「法律事務所×家事手伝い 外伝 秋」 特典資料
第2話「正義に恋した秋」初期プロット
※ネタばれ注意! 本編を読んでからご覧ください。
プロローグ 一年前
・まだ又三郎がいる頃に石上が相談に来る。来年の四月で早期退職して、バリスタになる修行をしたい。そこで「三毛猫」を紹介してくれないかという。又三郎は輝夜子の要望をあまり真剣に受け止めないほうがいいと進言するが、彼は受け入れない。又三郎は「五年前の空気」の話を聞かせる。
1 彼岸過迄
・又三郎が戻ってくる。お店で売る「非常食」は夏越家や隅野老人、その他昨年のお得意さんから集まってくる。
・くるみは「高認」には受かって高校を辞め、大学受験の勉強をしている。アルバイトもやっている? 何かしら変化があるといい。
・タクシードライバーの大根も戻ってくる。そして、不動正義もやってくる。
2 愛される正義
・二回りも年下の火禾子に惚れられて困っている。親子ほどの年齢差もあるが、主導権を握れないのも困っているらしい。不眠症になったのも彼女のせいだという。
↑ 最終稿で大きく変わったのはここ。以下、それに沿って内容が変わっていく。
3 愛している火禾子
・早朝の100円コーヒーを買っていく。一人一杯までなので、最初は正義のために買っていったのだが、飲んでくれないので自分で飲むようになる。バリスタに心を許して相談をしはじめる。なぜバリスタ修行をはじめたのか?「かぐや姫のご要望でね」
・わずか数時間違いで二人が同じ店にやってきていることを知ったくるみが、何とか二人を会わせたいと又三郎に相談するが、彼は干渉しない方がいいという。くるみは「傾向と対策」と考えるべきだとアドバイスする。
4 傾向と対策
・火禾子が花梨を捕まえて傾向と対策を考える。過去にどんな女性に惚れてきたのか、そのきっかけは何かを考える。
・パート1・7 榊原初美
・パート2 朝生美也子
・パート3 岸川ハル
・パート4 一ノ瀬舞衣
・パート5 一ノ瀬恵梨
・パート8・9 井深真雪
4 ダブルデート
・「早稲田大学」を受験したいというくるみに付き合って大学見学にいく。オープンキャンパスは8月に終わっているので、火禾子に案内してもらうことにする。そこに正義を連れ出す方法を考える。早稲田祭は11月5・6日。騙された正義は帰ろうとするが、くるみに一喝されてデートの約束をさせられる。
5 漱石山房記念館
・正義は、漱石に関しては「可哀想だた惚れたってことよ」しか知らない。それが最大のヒントだと感じるが、自分にはとても人に誇れるような「可哀想」な要素がない。
・「可哀想たが」と憶えている。中学時代に「川相早太」という同級生がいたから。
6 静かの海
・くるみが押しかけてくる。グランピングのテントは輸入品(特注品?)なので間に合わなかった。ウッドデッキも材料が届いたまま。作業を正義に頼む? 輝夜子と又三郎の関係を理解しはじめるくるみ。
7 正義、輝夜子に会う
・明らかに輝夜子に一目ぼれをしている正義を見て、火禾子は一時撤退を考える。「可哀想だた惚れたってことよ」のパターン。恵まれた境遇にある自分をはじめて「可哀想」だと思い、これが突破口になるのではないかと思う。
エピローグ
・正義が輝夜子の惚れたことを知る又三郎。だが、自分はまた旅に出なければならない。石上の気持ちを考えるとどうしていいかわからない。そしてまた、又三郎自身も輝夜子に惚れている。
※ネタばれ注意! 本編を読んでからご覧ください。
プロローグ 一年前
・まだ又三郎がいる頃に石上が相談に来る。来年の四月で早期退職して、バリスタになる修行をしたい。そこで「三毛猫」を紹介してくれないかという。又三郎は輝夜子の要望をあまり真剣に受け止めないほうがいいと進言するが、彼は受け入れない。又三郎は「五年前の空気」の話を聞かせる。
1 彼岸過迄
・又三郎が戻ってくる。お店で売る「非常食」は夏越家や隅野老人、その他昨年のお得意さんから集まってくる。
・くるみは「高認」には受かって高校を辞め、大学受験の勉強をしている。アルバイトもやっている? 何かしら変化があるといい。
・タクシードライバーの大根も戻ってくる。そして、不動正義もやってくる。
2 愛される正義
・二回りも年下の火禾子に惚れられて困っている。親子ほどの年齢差もあるが、主導権を握れないのも困っているらしい。不眠症になったのも彼女のせいだという。
↑ 最終稿で大きく変わったのはここ。以下、それに沿って内容が変わっていく。
3 愛している火禾子
・早朝の100円コーヒーを買っていく。一人一杯までなので、最初は正義のために買っていったのだが、飲んでくれないので自分で飲むようになる。バリスタに心を許して相談をしはじめる。なぜバリスタ修行をはじめたのか?「かぐや姫のご要望でね」
・わずか数時間違いで二人が同じ店にやってきていることを知ったくるみが、何とか二人を会わせたいと又三郎に相談するが、彼は干渉しない方がいいという。くるみは「傾向と対策」と考えるべきだとアドバイスする。
4 傾向と対策
・火禾子が花梨を捕まえて傾向と対策を考える。過去にどんな女性に惚れてきたのか、そのきっかけは何かを考える。
・パート1・7 榊原初美
・パート2 朝生美也子
・パート3 岸川ハル
・パート4 一ノ瀬舞衣
・パート5 一ノ瀬恵梨
・パート8・9 井深真雪
4 ダブルデート
・「早稲田大学」を受験したいというくるみに付き合って大学見学にいく。オープンキャンパスは8月に終わっているので、火禾子に案内してもらうことにする。そこに正義を連れ出す方法を考える。早稲田祭は11月5・6日。騙された正義は帰ろうとするが、くるみに一喝されてデートの約束をさせられる。
5 漱石山房記念館
・正義は、漱石に関しては「可哀想だた惚れたってことよ」しか知らない。それが最大のヒントだと感じるが、自分にはとても人に誇れるような「可哀想」な要素がない。
・「可哀想たが」と憶えている。中学時代に「川相早太」という同級生がいたから。
6 静かの海
・くるみが押しかけてくる。グランピングのテントは輸入品(特注品?)なので間に合わなかった。ウッドデッキも材料が届いたまま。作業を正義に頼む? 輝夜子と又三郎の関係を理解しはじめるくるみ。
7 正義、輝夜子に会う
・明らかに輝夜子に一目ぼれをしている正義を見て、火禾子は一時撤退を考える。「可哀想だた惚れたってことよ」のパターン。恵まれた境遇にある自分をはじめて「可哀想」だと思い、これが突破口になるのではないかと思う。
エピローグ
・正義が輝夜子の惚れたことを知る又三郎。だが、自分はまた旅に出なければならない。石上の気持ちを考えるとどうしていいかわからない。そしてまた、又三郎自身も輝夜子に惚れている。
第3話「眠れる庭の美女」初期プロット
※ネタばれ注意! 本編を読んでからご覧ください。
初期のタイトルは「正義が恋した冬」。「外伝秋2 正義に恋した秋」と合体させて、本編『法×家事11 不動正義と眠れる庭の美女』にするアイディアもあった。
以下は、それを踏まえた初期プロットで、内容的にかなり違います。
(「正義が恋した冬」のラストから)
8
・又三郎がくるみを怒らせる。
・何とかしたいが、旅に出なければいけない。
・代理旅行に出かける。クライアントは「のぞき坂の洋館」の主。
・くるみを何とかしてほしいと正義に頼む。
・センター模試までの一週間、店を開けてほしい。
・そんなことで彼女が喜ぶと思うか?
・とにかく10月は動けない。戻ってくるまでつないでほしい。
・3時までが限界。それでもいいか? それでいい。
(つなぎ部分)
インタールード
・ウッドデッキを組み立てる三週間
・はしゃいでいる正義
(ここから後半)
1
・真夜中の三毛猫を引き継ぐ正義。
・圭介が心配でやってくる。
・くるみも来るが不満そう。
・「恩送り」は廃止。意味がわからない。
・大根もやってくる。
2
・事務所のアキ子と正義。アキ子、妙に優しい。
・不動家の食卓
・アキ子が食事に来ている。
・一階の仕事はそろそろ目処がつく。
・その後、どうするか?
・パラリーガルに興味はないか?
・凛々子が責任を持って指導する。
・正義の給料を削る? どうせ夜中に働くんだろ?
↑ このやりとりは削除、のちに『外伝冬その2』で活用することに。
3
・正義、輝夜子を訪れる。
・テントの入荷が遅れている。
・さすがにベルギーまで取りにいけない。
・テントのなかのものを見に行こう。
・ダブルベッドのマットレス。
・ハマーH1で買い出しにいく約束をする。
・ウッドデッキの上で寝てしまう正義。
・仕方なく毛布をかけてやる。
・そこへ石上が訪れる。
・コーヒーを淹れにくる。
・うまい具合にラテアートができる。
・これで静也も喜んでくれるだろう。
・「石上くん」と呼びかける輝夜子。
・石上とも買い出しの約束をしてしまう。
・その夜の3時から石上が店にくる。
・又三郎に頼まれたという話。
4
・正義と石上の約束がかち合う。
・「どういう関係」といぶかしむ正義。
・いっしょに行ってもいいですかと頼む石上。
・その夜、葛城がつまみを仕入れにくる
・「恩送り」を復活させる。すべての恩は返せない。
・これまでの出来事を順番に整理する。
・恩送りってまるで片思いみたいだ。
↑ このモチーフがまだ活用できていない
5
・テントの入荷がさらに遅れる。
・マットレスが先に届く。
・落ち葉をかき集めている。
・レイアウトを実験する正義。
・落ち葉にくるまってそのまま寝てしまう。
・そこにアキ子がやってくる。
・どうしてテントなのか? 民泊がやりたいのか?
・輝夜子、混乱する。確かに静也がやりたいといったから?
・「石上さんは夫さんですよね?」
・輝夜子、違うという。
・「ねえ、起きて石上くん」正義を石上と間違える。
・ショックを受ける正義。
・秋子もそれを目撃する。
・正義の失恋を目撃する。
・自分が輝夜子を混乱させたせいだと反省する。
6
・正義とアキ子。
・知っていることをみんな話してくれ。
・輝夜子をどう思っているのか?
・不思議とあの庭にいると眠れる。
・アキ子、我慢できなくなる。
・石上のことを話してしまう。
・石上さんはわざと黙っている。
・その晩、石上と対決して真意を聞く。
・もう疲れました。愛する気力がなくなった。
・本当にそれでいいんだな?
7
・ようやくテントが届く。
・又三郎もいったん帰ってくる。
・あらためてどうしてテントなのか訊ねる。
・輝夜子、古い写真を又三郎に見せる。
・静也の写真だというが、写っているのは石上。
・三毛猫で三人が集まる。
・そろそろやめにしましょう。
・石上、正義に謝る。
・すみません、不動さんをだしにしていました。
・輝夜子のことは諦めてくれないか?
・実は石上がキャンプ場でプロポーズをしていた。
・石上もそれに気づかない。
・だったらもう一度プロポーズをしたらどうか?
・又三郎が提案する。
8
・又三郎も一時帰ってきて、いっしょにテントを組み立てる。
・バーベキューをやる。
・テントで爆睡する正義。
・石上と輝夜子、海外に旅行にいく。
・秋子、正義に告白する。わたしとお付き合いして。
・正義、どんな反応をするか? 諦めてほしい。
・実年齢の差じゃない。精神年齢の差なんだ。
エピローグ
・秋子、凛々子の古巣でインターンをはじめることにする。
・正義とはいったん別れるが、まだ諦めていない。
↑ この展開も『外伝冬その2』に持ち越し